「お客様は神様」の考え方に反対!
ぼくは社会人として働くようになってから、
約20年が経っています。
表題にあるこの言葉は、
仕事をするようになった頃からすでにあって、
ずっと言われ続けた(聞き続けた)!?言葉です。
お客様は神様=日本の「おもてなし」について、
比較的最近読んだ記事ですが、すごく好きなものがあります。
日本も昔から今に至っても、客に対しての差別・区別はあると想いますが、
この記事では、明確に分かりやすく、その別をつけた方が良いと言っています。
この考え方にすごく賛成です。
昔はマナーも常識も、今よりちゃんとあったのかな!?
20年前は、今と比べて、常識とマナーが確固としてあったため、
お客様は神様でサービスの提供を考えることが、
自然とマッチしていた!?のかもしません。
しかし、昨今では、自身が訪れる店等で見かける範囲だけでも、
サービスを受けるマナーがない人をよく見かけます。(見たくもないのに)
ぼくは、「お客様は神様」の考え方が、
こういうマナーのない客をつくった大きな原因の1つだと想ってます。
何故この考え方に反対かというと、
これってもう甘やかしてるだけですよね。
「お客様は神様だろ!」という言葉は、
これだけでそれを物語ってます。
そもそも「お客様は神様」という言葉は何故あるのか!?
これはサービス提供者側が、
そういう意識を持って事に当たるためであって、
実際に客が神様なわけではありません。
というのが、ぼくの認識です(笑)
でも一度言葉として発せられてしまうと、
あらゆる場面で、この言葉はその威力を発揮してしまってます。
サービス提供者側の意識・姿勢のためだけの言葉であるはずなのに、
言葉の力はすごいなぁと想います。
神様には抗えない
神様って、人間の勝手な観点ですけど、
いわゆる良い神様と悪い神様がいますよね。
これも何かで読んだことがあるのですが、
いずれの神様であったとしても、人間のすることは同じなんだとか。
平伏するとか、祈りを捧げるとか、そんな類です。
このアクションの選択肢の中に、抗うものは、
ぼくの見聞きした範囲の中にはありません。
だから、基本逆らえないですよね。
お客様=神様と定義付けられている以上、
やれることは、頭を下げることしかないです。
内容によっては、頭を下げたり謝ってはいけないと言いますけど、
ほとんどの人には無理で当然だと想います。
(ぼくは、相手の数と質によるかなぁ(笑))
言葉として素晴らしくても、ルールとしてはNGかなと
なので、言葉としては素晴らしいと想ってはいるのですが、
もはや常識レベルまで定義付けさせるものとしては反対なわけです。
ちなみにぼくは、「お客様は人様」だと想って仕事しています。
当たり前のことですが、ぼくと同じ人間だということです。