愚者の曲解

伺水の雑記。

『ぼくとドラゴン』~スマホゲームレビュー

こんばんは、伺水(@moto8an_shisui)です。
今日は、スマホゲームレビューをしてみようと想います。
気に入ってやり続けているゲーム(RPG)の1つです。

── 目次 ───────

私にとっておもしろいゲームのポイント

まず、私は1日の中で、こんな感じでスマホゲームをしています。

  • 通勤の行き帰りの電車内
  • 昼ごはん等の休憩時
  • 帰宅してから気分次第(夜~深夜)

フリーで仕事をしている人間ではなく、会社員ですので、スマホゲームをする人は、みんな似たような感じだろうと想います。いいゲームと言っても人それぞれですが、どういう環境や時間でゲームをしているかで、良し悪しのポイントが違ってくるのかなぁということで、一応前置きしておきます。

基本的にRPGが好き

小学生の低学年の時にドラゴンクエストが発売されて、夢中になって遊んだ記憶があります。以降、ドラゴンクエストシリーズはもちろんのこと、ファイナルファンタジーも欠かさずやりました。ゲームのやり始めが、ファミコンRPGでしたので、自然にというか、必然的にRPG好きになりました。

RPG以外のゲームは、終わって電源を切ってしまったら全て白紙の状態になります。一方RPGは、始めてからやってきたことが全て残っているので、やればやるほど積み重なっている感がある点で、他ジャンルのゲームと大きく異なります。この積み重なっている感が子供の頃から好きで、それは大人になってからもゲームを見る観点として、変わらず残っているような気がします。

『ぼくとドラゴン』というRPG

本題に入ります。今回取り上げたゲームは、『ぼくとドラゴン』です。

bokudora.jp

英霊ドラゴンをガチャやイベント等で手に入れて、自身を強くしていくRPGです。英霊とドラゴンには、セットするためのコストがあり、レベルを上げることで、そのコストの上限値が上がっていきます。厳密に言うと、レベルが上がることでステータスを振るポイントが手に入るので、『英霊コスト』・『ドラゴンコスト』・『スキルコスト』のいずれかに好みで振り分けて強くしていきます

スキルは、英霊やドラゴンがそれぞれ異なるものを持っているので、何をセットするかで使用できるスキルが変わります。簡単に言うと、強くて良いスキルを持った英霊やドラゴンを手に入れてセットしていこう!という感じです。

1日3回、ギルド同士のバトル(30分間)があり、このバトルに勝つために強化していくゲームです。多人数によるユーザー対戦型のゲームになるので、先のドラゴンクエストのように、1人で黙々とやりたいという人には、面白みが分からないかもしれません。

社員満足度の高い会社さん

このゲームの開発・運営を行っている㈱スタジオキングさんですが、社員満足度が高いという記事をどこかで読んだことがあります。(その記事を探してみたんですけど、うまく見つけられませんでした。)それで、社員満足度が高い会社さんは、どんなゲームをつくるんだろう!?と気になってアプリを落としてみた、というのがこのゲームを始めたきっかけです(笑)

結果的には今でも遊び続けているので、社員満足度が高い会社さんは、良いゲームをつくるなというところでしょうか。

studioking.co.jp

『ぼくとドラゴン』の特徴

すぐにレベル上げを始めることができる

このゲームの最大の特徴はこれです。以下の写真を見てください。ゲームを始めると、この画面になるのですが、主人公の少年の足元にいる丸っこいモノ(2箇所、線で囲ってある)がいますが、これはスライムで敵です。これを指でなぞると、主人公の少年が攻撃して倒します。こうすることで、経験値やお金等を手に入れることができます。

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大抵はゲームを始めると、『メイン画面→クエスト→エリア等選択→クエストスタート』でようやく戦いが始まります。これに比べると、レベル上げのしやすさは、圧倒的に良い(速い)です。戦闘が、敵を指でなぞるだけ、というのもポイントです。やってみないと感じることができませんが、ちょっとやりたいなぁという時にストレスが少なくて済むというのは、とても大きなメリットです。

すぐにスライムがいなくなってしまうのでは?と気付かれると想いますが、そこはスライムを呼び寄せるアイテムが、頻繁に手に入るようになっています。無限ではありませんが、そこそこやっている分には、アイテムが尽きていないので、スタミナでアクションを制御されるゲームより、長い時間遊ぶことができると想います。

ドラゴン討伐戦

『ぼくとドラゴン』というタイトル通り、ドラゴンが出てきます。ドラゴンを倒すと、その強さ(レア度)によって、それぞれの確率(卵ドロップ率)でタマゴを落とします。このタマゴから、ドラゴンの幼生が出てきて、英霊と同様に仲間としてセットすることで、戦闘力を上げることができます。ドラゴンには、もう1つ大きな役割があるのですが、それは以下のギルドバトルで説明します。

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戦闘の仕方ですが、始まると白い的のようなものが5つ出てきます。その的とは別に、動きながら白いのに近づいてくる赤い的が出てくるのですが、この2つの的が合わさった時にタップするとコンボが発生して、ドラゴンにダメージを与えることができます。リズムに合わせてボタンを押すような音ゲーに近い感じでしょうか。何も押さなくても攻撃は可能ですが、コンボをつなげるのとしないのでは、与えるダメージ量が全然違います。的が映った写真を撮りたかったのですが、うまくできませんでした。。Σ(´∀`;)

ギルドバトル(1日3回)

ギルド(チーム)同士によるユーザー対戦のバトル(30分間)が、1日3回あります。5人の前衛、残りは後衛に分かれて、与えたダメージ=ポイントとして、その総量を競います。

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上の写真の中央部分に『ドラゴン』とありますが、これは上のドラゴン討伐戦で手に入れたドラゴンを召喚して使用することができます。ドラゴンによって発動する能力は様々あり、敵や味方に大きなプラスもしくはマイナスの影響を及ぼします。良い(強い)ドラゴンを手に入れることは、ギルドバトルにおいて重要なポイントです。

こんな人におすすめ!?

基本的にユーザー対戦型のゲーム

冒頭でも少し触れましたが、基本的にギルドバトルで勝つために強くしていくゲームです。ギルドバトルは時間拘束がありますので、自由気ままにやっていたいという人には面白みが半減かもしれません。ギルドバトルは、他のメンバーと会話をしながら進めていくので、みんなで遊ぶのが好きな人には、間違いなく楽しめるゲームです。成長のさせ方も単純ではなく、かなり奥深いものがあります。そういうことを考えることが好きな人にも、向きなゲームだと想います。

私はかれこれ1年くらい!?遊んでいますが、まだしばらく続けて楽しむ予定です(笑)(´・∀・`)エヘッ

有名になりたいですか?

こんばんは、伺水(@moto8an_shisui)です。
今日は、ジェネレーションギャップかなぁと感じる記事を読んだので、その思考整理です。
ずばり『あなたは有名になりたいですか?』

── 目次 ───────

有名になりたい人が多くなった!?

ことの発端は、以下の記事を読んだことです。
blogos.com
そういう風潮があるとは想像していなかったので、読んだときは驚きました。私も一時、バンドで音楽活動をしていたことがあるので、その時には、その世界で有名になりたいと想っていたこともありますが。今は有名になりたい分野・ステージの数は、以前より相当多くあるような気がしますね。最近で分かりやすいものだと、YouTube(YouTuber)とかですか。

YouTubeを言うなら、息子たちがゲーム攻略の動画をよく観ています。その視線には、自分が若い頃にあった『ビジュアル系バンドがカッコいい』と同じ視線を感じるので、そういうものかな!?と想いますが、20代の人たちとなると、息子たちが見ているものとは大きく異なりそうです。

『有名』の定義

そもそも、有名ってどういう状態になったら言えるのでしょう。スマホの辞書アプリ(※)で、『有名』の意味を調べてみました。
【広くしられていること。名高いこと。また、そのさま。←→無名】

その分野で、自分のことを知っている人がたくさんいる、ということですね。ランナーだった頃に、私は県大会でそこそこのレベルでした。県大会の下のランクで、地区大会という規模の大会があります。そこでは、自分の名がそこそこ知られていたようです。私は背が低いので、『(背が)小さいのに速い奴がいるぞ』という知られ方だったようですが(笑)

しかし、県大会にいくと一転、そこでは有名ではありませんでした。次の関東大会に勝ち上がれる力がないと、県大会では有名にはなれないということでしょうか。そう考えると、兎にも角にも腕が立たないといけないわけですから、有名になるのは簡単なことではないと、容易に想像することができそうです。

(※)
じしょ君 - 国語辞典 ・英和辞典・和英辞典・英語辞書 - Google Play の Android アプリ

有名になりたくはないかなぁ!?

お金持ちになりたいという希望・願望は、私が子供の頃に主としてありました。『あいつの家は3階建で(その当時は珍しい)、ファミコンディスクシステムセガも持ってる!』なんて話題をよくしていました(笑)お金持ちだと、買いたい物が好きなだけ買うことができるというイメージがありますから、ストレートでわかりやすいです。

しかし、有名になりたいというのは、どうもわからない。有名になることで得られるものが目的なのか、有名になれた瞬間に得られる何かなのか。記事中では、

有名であることこそ本当の「文化資本(個人的資産)」

と言っていますが、わかるようなわからないような、おっさんだから理解できないのかなぁ!?という気分です。仕事をやり取りしている人たちの範囲で、自分の名前が良い意味で知られないと、仕事がなくなってしまうということがあるので、そういう意味での『有名になりたい(ならないと)』は理解できるんですけどね。私も先の『個人的資産(もしくは信用!?)』をイメージしているつもりです。それならば、いわゆる『有名』までならなくても、十分ではないかなぁと想います。う~ん、やっぱり有名になりたいとは想わないですかね、私は(笑)

有名になって得るものと失うもの

いわゆる芸能人と括られてませんけど、どの分野であれ、有名になるということは、その一挙手一投足に嫌でも注目されると想ってしまいます。監視されているのとは違いますが、それと同等の窮屈さを感じてしまいそうです。

私は得られるものを考える時は、それによって失われるものをセットで意識してしまいますので、有名になりたいと希望している(若い)人たちが、その辺りどういうイメージを持っているのか気になりました。もちろん、失うものなんて考えてない人もいると想いますが、それはそれで良いですよね。単なるものの見方ですから。今度、所属しているちょっとしたクラブ活動の若い人たちに、『有名になりたい?』って聞いてみようと想います。いろいろわかっているつもりでも、若い人たちの視点や視線は、どんどんわからなくなってますね(笑)

『ベーシックインカム』が気になります!

こんばんは、伺水(@moto8an_shisui)です。
最近、断トツで気になっている『ベーシックインカム』について考えてみました。

── 目次 ───────

フィンランドでの導入試験が気になります!

ベーシックインカムについて検索をかけてみると、これに関するニュースがわんさか出てきます。フィンランドで2017年1月(ってまさに今じゃん!)から、導入試験が始まってます。以下の記事を読む限り、試験の期間2年間で、失業者を対象に支給してみて、様々な分野への影響や変化をまとめるのだそうです。

www.newsweekjapan.jp

www.afpbb.com

www.cnn.co.jp

私はこの手の内容は大の苦手であり、ニュースに書いてあること以外よくわかりません。ただ、世界各国が検討していると言う割には、導入試験はフィンランドだけなんだ、と想いました。スイスは国民投票が行われて、反対多数で否決されたそうです。もしかしたら、スイスも導入試験開始!だったかもしれなかったわけですね。それくらい、ベーシックインカムを導入することでの良し悪しの影響を、どの国もすごく慎重に見ている、ということでしょうか。

導入したら良くなるのか?というお決まりのテーマ

(※注)ここからは、私の妄想ワールドです(笑)

良くなるのかどうか、そんなこと誰にも分からない

ベーシックインカムのことだけではなくて、新しい試みというのは大抵そういうものだと想いません!?↑の記事にも書かれてますけど、試験の対象はごく一部の人たちです。試験は試験だし、これの結果がとても理想的であったとしても、国民全員を対象にして導入した時に、それと同じ結果になるとは限らないです。世界各国はフィンランドの試験結果に大注目でしょうけど、もし大成功!で終わったとしても、『じゃあ、我が国でも早速導入だー!』になるような気がしません。

試験する意味がないのでは!?

それなら試験することにも、それを見守ることにも、何の意味もなさそうです。でも、やっぱり試験をしている当事者だけには、ものすごく大きな意味とか意義があると想います。何故なら、試験結果がどうであろうとも、『ウチら(フィンランド)はベーシックインカムを(どうにかして)導入することを前提に考えてますよ』という意思が伝わってくるからです。悪いこともあるだろうけど、導入する方向性でいこう!と。それがないなら、こんな大がかりで大変な試験はやらないでしょう。

試験結果は、2年経たないと分かりません。とは言え、これこれこういう結果がでるだろうな~という予測も、すでにしているはずです。試験は、その予測値を確認するため、みたいな感じです。科学者の実験なんかも同じだと想うのですが、全くもって何が起こるか分からない、で実験してるケースってないんじゃないかと。あるのかなぁ!?(笑)

制度も『ツール』でしかないのでは?

例えば、会社で導入している制度等は

私の仕事は基本裏方です。ルール・制度的なものを整備して導入を進めるなんてことも、たまにですけどあったりします。ルール・制度を導入して管理していると、いっつも想うことがあります。
それは、
ルール・制度を逆手にとって、こちらの意図する形ではない嫌な感じで利用する人が必ずいる』
ということです。

もうこれは何ていうか、仕方なくないんだけど、致し方ないという感じです。ルール・制度である以上、その理屈に適っていれば○か×で言ったら○です。悪用というレベルであったとしてもです。そういう権利の行使はいかがなものかと想うんですけど、捉え方は人それぞれですから、必ずと言っていい程いろいろ出てきます。

ベーシックインカムという制度、他で気になることで当てはまるものと言えば、カジノ法案とかですか。あったらあったで、良いことも悪いことも、きっとたくさん起きる。制度と言っても、1つのツールかなと想います。それをどう使うかは人それぞれなところがあって、うまく使う人もいれば、そうでない人もいます。だから、それによる幸も不幸も、やはりそれぞれあるのだと想います。会社に当てはめるものと、国に当てはめるものを比較して考えるのは、無謀かもしれませんが。

その制度を試してみようと決めた根っこにあるもの

結局、何を導入してもしなくても、良いこともあれば、悪いこともあることは、何も変わらないわけです。ならば、何故それを採用するのか?という問いが、とても大事だと想います。それは『私(or この会社 or この国)は、これこれこういう方針で生きて(進んで)いきますよ』ということを指し示す、根っことか軸になるものが、その何故の中にあるからです。個人で言えば哲学に当たるかもしれないし、国で言うと文化に当たるかもしれません。何にしても1つのルールや制度を採用するのかしないのか、その判断基準になっている大切なものです。

どうしてもベーシックインカムという制度が良いものなのか、悪いものなのかに着目してしまいます。私もそうです。しかし、本当に大切なことは、ベーシックインカムという制度を試してみようと決めた向こう側に、フィンランドがどのように国民の幸福を考えているのかを、ちゃんと見せる、もしくは見せてることなのかなと想います。フィンランドベーシックインカム導入試験、良い結果が出るといいですね。

テレビの買い替えとminiB-CASカード

テレビを買い替えて、B-CASカードの入れ替えを

こんばんは、伺水(@moto8an_shisui)です。
最近、テレビを買い替えました。その時に出遭ったトラブルの話です。

先週くらいから、テレビが突然 プツッ という音とともに消えて、数十秒後に復活するという現象が起こるようになりました。最初は戻ってくるんだからいいか、と気にせずにいたのですが、だんだん消える回数が増えるじゃありませんか。∑(・∀・; )ゲッ!!

ということで、致し方ないからテレビを買い替えよう、ということになりました。テレビは基本映れば良いと考えているので、お店で売っている一番安いものを選びました(笑)

ZM-SL40TVR [40インチ]

ZM-SL40TVR [40インチ]

今まで使っていたテレビのB-CASカードを抜き取って、購入したテレビに差そうと想ったら・・・

あれ!?何か全然形が合ってないんですけど??
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

嫌~な予感を感じながら、説明書をパラパラと・・・(..)ウーン

あった!!

miniB-CASカード!??

何!?『mini』って??Σ(・∀・;)

miniB-CASカードとはなんぞや!?

miniB-CASカード、初めて知りました。パソコンは仕事で毎日触れているので、そこそこ理解しているのですが、家電には興味がまったくなくて、電子レンジもまともに使えないくらいです(笑)

話は戻ってminiB-CASカードですが、Wikipediaで説明がありました。もう8年も前からあったんですね。これまで使っていたテレビは、全てB-CASカードが使えるものだったので、本当に今日までまったく知らなかったです。うまく説明できる自信がないので、以下のWikipediaのページを見てみてください。

B-CAS - Wikipedia

正直これを読んでもピンと来ない部分は多いのですが、とりあえず、B-CASカードとminiB-CASカードの違いはそのサイズだけみたいです。それが証拠に、B-CASカードを切って大きさを整えることで、miniB-CASカードとして使えるみたいです。以下のサイトで、その辺りのことが書かれてます。Wikipediaの説明より、こっちの方がずっとよく分かります。

B-CASカードの端子の製造元による形状違い、miniB-CASでも同じ模様 | Jashi's ROOM - 楽天ブログ

サイズ(規格)が合わないなら

さすがにハサミで切り刻む勇気は出ませんでした(笑)合わないのがサイズだけなのであれば、アダプターとかないのかな!?と想って調べてみたら、やっぱりありました。ケーブルとか、様々なタイプのUSBとか、どれもアダプターはあるもんです。だから、きっとB-CASカードのアダプターもあるだろうと。あるもんですね。

私は↓を買ってみました。

PB-MB02:mini B-CAS 変換アダプター 《B-CAS to mini B-CAS Bタイプ》

PB-MB02:mini B-CAS 変換アダプター 《B-CAS to mini B-CAS Bタイプ》

B-CASカードをこのアダプターの大きい方に差し込んで、小さい方をテレビのminiB-CASカードの差込口へ差すだけです。差し込んだ形はこんな感じです。アダプターが宙ぶらりんになってしまうので、テープでテレビに固定してみました。想像の通り、だいぶ見た目は良くないです(笑)

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せっかくJ-COMと契約してるのに、BS、CSが観れなくなるのか!?と最初は青ざめましたが、ひとまず観れるようになって良かったですよ、本当に。。( ´ー`)フゥー...

「こだわり」と「優秀であることの証明」

技術者(プログラマー)の持つこだわり

「こだわり」について会話する機会がありましたので、
それについての思考整理です。

www.atmarkit.co.jp

上記の記事は、プログラマーのこだわりについての内容で、
あるプログラマーさんとの会話のタネになったものです。

語弊がないように、記事にあるようなこだわりを、
すべての技術者(主にプログラマー)が持っているわけではありません。
ただ、記事に書かれているようなこだわりを持っているプログラマーに、
私は多く出会った(見かけた)という実感はあって、
何にこだわるかはもちろん、プログラマーでも多様にあります。

書かれているコードが美しい(きれい)であるとか、
最新の高度な技術を使って組まれていることに、
こだわりを持つプログラマーは少なくありません。
ただ、システム利用者としての観点だと、
この価値はまったくと言っていいほどわからないんですよね。

私は幸いというか、元プログラマーですので、
プログラマー側の気持ちも、利用者側の気持ちもわかるつもりです。

システム利用者の観点

利用者が認識できる価値とは、目的が達成できるのかどうかのみです。
あとは、どれだけ便利であるかとか、楽にできるとか、
そういうことが付加価値として入ってくる程度です。

システムの動きを見ているだけでは、
きれいに質良く書かれているプログラムなのか否かはわかりません。
だから、それがきれいに書かれていようが、汚く書かれていようが、
利用者としてはどうでもいいことなんです。

《ちなみに…》
利用者というと、いわゆるお客さんなイメージがありますが、
仕事場を見てみると、つくられたシステムを使って作業をしている人がいますが、
この人らもシステム利用者です。

仕事のシステムをつくっている人と、そのシステムを使って仕事をしている人との、
「こだわり」によるいざこざって、結構見かけます(笑)

優秀であることの証明

「こだわり」はどの人にも、何かしらあると思いますが、
この記事に書かれているようなこだわりは、何故出てくるんでしょう!?
思考整理してみるきっかけになった疑問です。

そこで考えてみて出てきたことは、優秀であることの証明なのかな!?

仕事によってもらっている収入は、人によって違います。当たり前ですけど。
それは何の差かと言われれば、その仕事において優秀か否かです。
優秀な人はたくさんもらえるし、そうでない人は多くはもらえません。
仕事している以上、優秀であると評価されるようにがんばりますね。私もそうです。

この「こだわり」も、そのためにあるのかな!?と思いました。
例えば、営業の仕事であれば、今月??件取りましたー!
というとてもわかりやすい指標があります。

これと同じで、

  • きれいなプログラムが書けます(ので、能力が高いです)
  • 高度な技術を使って作れます(ので、能力が高いです)

このほかにも、

  • 早く作る(納品する)ことができます(ので、能力が高いです)

プログラマーなので、気持ちはよくわかります。
プログラマー同士を比較する話になると、その軸になるものはこれらの事項です。

私の場合は、コードをきれいに書きたいとか、高度な技術を使いたいとか、
そういう類のことは全く考えない方でした(笑)
まあ、動けばいいじゃない、と思っていたくらいなので、
同士の中では残念なグループに入っていたのかも(苦笑)

評価(されること)のコントロールは難しい

ただし、実際の能力を評価するのは、他のプログラマーさんではありません。
社長だったり、上司だったり、クライアントだったりします。
評価者がプログラムのことをよく知っている人であれば良いのですが、
まったくの無知であることも少なくありません。

結構切ないですけど、これらの優秀である証明材料は、
評価者に届いてないということは、
身の回りを見ても結構あるのではないかと思います。

最後に、それは理不尽なことなんだろうかと考えました。
成果主義であるとか、わかりやすい指標にして能力評価することは、
どこの会社でも行われていることだと思います。

私も小さな会社の経営に、多少なりとも関わっている人間ですので、
その観点で言うならば、能力評価ってむちゃくちゃ難しいです。
会社によって価値の観点が違うのは当然ですし、
小さな会社だと、同じ役割の人が2人いなかったりするので、
比較のしようがないというケースも少なくないと思います。

ただ、少なくとも、プログラマーにしても、デザイナーにしても、営業にしても、
現場の人たちだけで計る指標が、絶対に正しいとは思いません。
価値は、求められていることに対して、どれだけ適切な答えを出すかだと、
今の仕事、会社を通じて、今の私は考えてますかね。

なーんてことを考えた、とある日のランチタイムでした。
最後は「こだわり」ではなく、「(能力)評価」の話になってしまいました。
優秀であることの証明は、まったくしないのでは、
ご飯が食べていけるかに関わってくるので、
他人事ではない難し~いテーマですね。Σ(´∀`;)